鈴木ひであき
経歴
立命館大学経済学部卒業
カリフォルニア大学リバーサイド校理工学部数学科卒業
カリフォルニア州立大学大学院フラトン校コンピューターサイエンス専攻修士課程修了
TOEIC 990点満点
2004年〜2015年 ロスアンジェルスにあるSolver IncでBI関連の仕事に従事。SQL Serverを使ってSQL、ETL,BI,DWHを専門とするエンジニアとして10年以上にわたりComcastや LA Dodgers等を顧客とした大型プロジェクトをこなす。
帰国後、2017年からPower BIを使い始めるが、当初は日本語のリソースがほとんどなく苦労したため、2020年からPower BI関連の書籍を自ら執筆・出版。平行して日本企業でのPower BIを専門としたプロジェクトやレポート作成、クライアント企業それぞれのトレーニングマニュアルの作成、指導にあたる。延べ500人以上にPower BIのトレーニングを提供した実績がある。またudemyやYouTubeでの動画配信も開始。
株式会社HSN 代表取締役社長
1974年生まれ 愛知県出身 東京都在住
余暇の楽しみはサッカー・釣り
詳細
大学を出てすぐにサラリーマンになるのはどうしても嫌でした。なので、卒業後はアメリカへ。あの頃、新卒で就職をしないのであれば、選択は海外留学が妥当でした。だからといっていい加減な気持ちで留学をしようと思っていたわけではなく、留学前にTOEIC955点、TOEFL623点のスコアをだして語学の準備は万全にし、米留学を目指すことにしました。
当初は日本で学んだ経済学で大学院への進学を考えましたが、結局、カリフォルニア大学リバーサイド校(UCR)の理工学部数学科の学部生に。自分にとっては、経済学よりも数学のほうが数段に面白く、再び3年間の学部生生活を送ることになりました。
そもそもの完全な理系人間なのにどうして日本で文系の学部に進んだのかといえば、中学・高校の頃は勉強が大嫌いだったので、高1の秋に文系か理系を決めるときに、深く考えずになんとなく文系を選んでしまったことが原因です。
高3になって嫌々受験勉強を始めると、数学は簡単に成績が上がりましたが、古文・漢文は全く成績あがらず、途中、何度か理系転向を希望しましたが、当然、文系から理系への変更は「授業についていけるはずがない」と門前払いで理解してもらえませんでした。
第一希望はとある国立大学で、自己採点では合格したと自信がありましたが、残念ながら不合格。負け惜しみのようですが、私は極端に字が雑で下手なので、いまだにそれが不合格の原因だと思っています笑。
両親は浪人して欲しかったようですが、前述の通り当時の私は勉強が大嫌いだったので、浪人などは1mmも考えられず、受験勉強の半分以上が無駄になってしまいましたが、文系の中では比較的数学を使う経済学部へ進むことに。
しかたなく文系の中では比較的数学を使う経済学部へ進むことに。在学中は経済学を好きになれるように自分なりに勉強して努力もしましたが、数学と比べると興味が持てず、転部が可能か聞きましたが、当然とは言え文系の学生が理工学部への転部などありえないと相手にされませんでした。
UCRでは数学専攻として一つの科目以外は全てAと成績は良かったため、そのまま大学院進学も考えましたが、一度も社会人としての経験なく年を取っていくことに不安を感じて一旦就職することにしました。
そのため卒業後はそのままアメリカに残り、日系企業のアメリカ支社に就職。そこでデータベースについての基礎を学ぶ機会を得ました。ここからステップを踏み、2004年からロスアンジェルスに本社のあるSolver Incへ。中規模ー大企業を相手にビジネスインテリジェンスに取り組む会社で、SQL Serverを使ってSQL、ETL,BI,DWHを専門とするエンジニアとして10年ほど勤務。Comcastや LA Dodgers等を顧客とした大型プロジェクトにも関わらせていただきました。
ただ、英語を外国語とする外国人として、出世するには自分を差別化する何かが必要と感じたので、仕事をしながら大学院にも通い、6年かかりましたがコンピューターサイエンス専攻として修士課程を修了することができました。専攻を再び数学から変えたため学部レベルの授業も多く受講する必要があり、かなり苦労したのを憶えています。中でもアセンブリ言語とコンパイラの構築という2つの授業は私にとって本当に難しく、課題の一つずつを唯一の日本人の同級生と週末や平日の夜を潰して取り組んでいました。
Solverは従業員を大事にする会社で、やりがいのある仕事で上司にも恵まれました。オーナー社長はノルウェー出身の方で、私のような外国人でも友人のように扱ってくれ、不満はほとんどありませんでした。ただ、英語を外国語とするアジア人としてはこれ以上の出世は難しいと感じたのと、父親が70歳を超えており、長年やっている小さな会社の後継者を探していたため日本に戻ることにしました。父親の会社では1年半働きましたが、やっていくうちに「なんの技術も知識もないのに、そのまま親父の会社の後を継ぐなんてあり得ないし従業員も納得しない」との思いが強くなり、2017年に後継から離脱。その後はアメリカでの経験と専門知識が活きて幸いにもすぐに採用してもらえる企業がみつかり、そこでマイクロソフト社の Power BI をつかったデータ分析に携わりました。そして独立、現在に至ります。
Power BI は大手企業で使われているソフトウェアですが、今はその会社の規模に関わらず世界中で使われるようになりました。日本もその例外ではありません。マイクロソフト社がビジネスインテリジェンス( BI )の専門的な知識をそれほどもちあわせていない人でも理解できることを目指しているのが特色で、比較的簡単にデータ分析の上からマーケティングを行える画期的なソフトウェアです。
しかし日本でいざ Power BI を導入してみても、企業全社、全社員がフルに活用し業務に活かせているケースは、実際にはまだ多くはありません。その理由は日本語のリソースはMicrosoft社の英語を自動翻訳したような分かりづらいサイトか、それ以外は初心者向けのものがほとんどだからです。
そこで自ら Power BI 関連の書籍を執筆することにし、2020年からAmazonで出版を開始しました。既に始めていたYouTubeでPower BI の解説動画を配信していたところ、徐々に執筆書籍を知ってくださる人も増え、現在では月平均で200冊ほどお買い求めいただいています。
平行して日本企業での Power BI を専門としたプロジェクトやレポート作成をはじめ、クライアント企業の要望に沿ったトレーニングマニュアルの作成・指導を提供して実施。現在2021年1月の段階では、延べ500人以上に Power BI のトレーニングを行なってきました。
当然ながらご縁をいただけました皆様には、ご満足いただけますようにできる限りの最大を尽くして臨む「お客様ファースト」を自身のポリシーとしています。経験から得た知識と学びの成果が、必要とされる方々のお役に立てますよう全力で取り組んでまいります。